【英会話】なぜブロークンイングリッシュでも通じる?【文法?発音?語数?】

「TOEICのスコアは私の方が高いのに、スピーキングでは敵わない人がいる」
「ブロークンイングリッシュなのに会話が続くのはなぜ?」
「発音が良くないのに談笑していてうらやましい!」

そんなことを思ったことはないでしょうか?

私は以前知り合った、技術畑の方でそう思ったことがあります。
その方のTOEICのスコアは400前後。TOEICは会社で定期的に受けているとのことで、なんと300点台のこともあったそうです!
無対策とはいえ、実務で英語を使っているにしても「低い」と言える点数です。

ライティングに関しても、業務メールにおいては「文法間違いはあるが、その間違いによって業務に差し障りはない」レベル。

そして会話はと言いうと、「話せている」「伝わっている」「交渉に強い」のです。

文法が結構ガタガタな、発音もいまいちな、ブロークンイングリッシュなのに、です。

私はびっくりしましたし、周囲も彼のコミュニケーション能力には一目置いていました。この「伝わるブロークンイングリッシュ」の分析は、英会話習得の大きなヒントになると信じております。

◆この記事がぴったりの人
製造・技術畑の方、決まった相手との会話がメインの方

1. 間違いを恐れない

彼のスピーキングを聞いていて思ったのは、「この人全然間違えるのが怖くないんだ!」ということです。
彼が気を配っていたのは、

 ・言いたいことが正しく伝わっているか?

というものでした。
同じことを何度も伝え、時に違う言い方を使ったり、相手の理解度を確認していました。

「正しい文法」「正しい発音」は二の次(ご本人もおっしゃっておりました)で、「正しい共通認識を得る」ことが第一目標だ、ということです。

間違いを恐れない──これは、英会話を学ぶ上で必要なことだと良く言われています。皆さんも何度も聞いたことのあるフレーズだと思います。
英会話学校などでは、与えられたトピックについて話します。
それは、お分かりでしょうが、どうしても伝えないといけないメッセージではないのです。

「言いたいこととちょっと違って伝わってるけど、まあいっか」で終わらせないこと。
「伝わらないと困る」と自己暗示しながら英会話レッスンを受けてみること。

このメッセージファーストのマインドは「話せるブロークンイングリッシュ」の大きなポイントですね。

2. 数字や単位の言い方をマスターしている

数字、単位、時間に関するボキャブラリーが豊富であれば、多少のブロークンさをカバーできるでしょう。
さあ、ここでクイズです。
海外企業に送る下記文章を英語にしてみてください。(答えは+マークをクリック)

明日の夕方5時までに報告します

We’ll send a report about it by 5 pm Japan time.

製品Aを38500個発注してください

Would you place an order for 38,500 pieces of product A.

製品Bは今月50%割引で、500円です

Product B is half-priced this month, and is 500 Japanese Yen.

どうでしょうか?全て、数字が重要なファクターになっている文章です。

数字以上に、“Japan time”“for ~~ pieces”“Japanese Yen”。これら3つを言えていたでしょうか?

●Japan time / your time
会話相手の国がどこかによりますが、時間を話すときは忘れず伝えましょう。

●pieces
数が多いし、製品Aをお互い知っているので間違いようがないから、言いそびれても大丈夫?
いえいえ、そんなことはありません。相手は新人かもしれない。単位はリットルかもしれないし、ロットかもしれない。相手の理解力を信用しすぎるのは危険です。

●Japanese Yen
500 yen、 と無意識に言ってしまいがちですが、しっかりJapaneseをつけましょう。とくに相手が中国系の場合、絶対明言してください。中国元は「yuan」で発音は「ュエン」、マークは「¥」です。めちゃくちゃ紛らわしいのです。
書き言葉の際は「JPY」「CHY」などと明記しましょう。
同様に、「ドル」もさまざまですので「US Dollers」「USD」などと正確に。

業務上、数字はとても大切です。
「私はブロークンでやっていくんだ!」と心に決めている方ならなおさら、数字&単位マスターになることは必須でしょう。(でも文法もやってね!)

3. 誰が何をする、などの指示が明確である

日本語には明確な主語・述語がない場合が多く、英会話初心者の方には「目的語と補語だけでしゃべる」エラーがよく見られます。

例えばこんな感じ・・

Graduate Tokyo University, after, good money and expensive home.
(どういう意味か考えて、右の+マークを押してください)

・言いたいこと「東大卒業生は給料もいいし高い家を買えるんですよ」

・伝わったこと「君は東大を卒業しろ、その後、いい給料と高い家」→ん?だから何?

・正しい英語 ”People who are graduated from the Tokyo University earn good salary and can buy an expensive house.”

多少誇張したとはいうもの、これでは流石にブロークン過ぎ、とても業務では使えませんね。

そこで、「誰が」「何する」を意識して話すようにしてみてください。日本語で、でもです。
「テレビを見た」から「私はテレビを見た」に意識をシフトするのです。
Watching TV. → I watched TV.

「明日までに発注しろ」→「あなたは明日までに発注する。OK?」
Order by tomorrow. → You will order by tomorrow, OK?

「誰が」「何する」です。
あなたは日本語でも意識する。これは大事。OK?

4. 英語以外の言語に挑戦してみる

英語ですらブロークンなのに、他の言語も学習するなんて無理!
・・って思いますよね。でも、相乗効果が絶大なのでぜひこの項目を読んでください。

ブロークンイングリッシュ話者の方で、
「中国語がわかる」
「フィリピン語であいさつ程度できる」
「フランス語の読み書きなら多少」
など、第3、第4の言語を勉強したことがある方に多く出会い、「他言語の学習と伝わるブロークン」。ここに相関関係があると感じました。

分析してみましょう。

(1)完璧にできることを「諦める」マインドができる
(2)少しの語彙で伝わったという、小さな成功体験がたくさんある
(3)他言語に比べて英語は得意だ!と、自信を持てる

(1)(2)については英語学習する際に耳タコレベルでアドバイスされていることです。
英語学習は中学校(今は小学校)からやっている学問なので、完璧を自分にも求めてしまいますよね。でも他言語だと、完璧をすぐに諦められる。だってわからないんだから。

完璧を諦め、ミスを受け入れ、成功体験を積む。

この経験ができるのって、実はすごいことなんです。
この経験のためだけに他言語学習をするのも、いいと思いませんか?
そして習いたての他言語に対して英語のなんと簡単なこと!

「英語ってめちゃ簡単な言語じゃん・・」と、ぜひ皆さんにも感じて欲しい!そう思います。

5. 自信を持って声を大きく&愛想笑いでごまかさない

「自信を持つ」、これが最後のポイントです。

ここで大事なのが、「自分の英語力に自信を持つ」ことではなく、「自分の伝えたいメッセージについて自信を持つ」こと。

英語はツールであり、会話の本質はメッセージの内容交換です。
「自分の英語力が低いから相手に間違ったメッセージが伝わるのは仕方がない」と、照れ笑いでごまかす、もしくはあまりの伝わらなさっぷりに笑えてきてしまう・・。はい、気持ちはわかります。

しかし、自分のメッセージに自信を持ちましょう!

あなたのメッセージには価値がある。伝えることに価値があるのです。
相手が間違って受け取っているのがわかったら、訂正すればいいのです。

No, I’m afraid that’s not what I wanted to say. Let me explain again.

最後に

「伝わるブロークンイングリッシュ」、なんて定義づけしてしまいましたが、実は、このフェーズは英語上級者が途中で必ず通る道でもあります。
この段階を「ゴール」とするか、「通過点」とするか。

それは、みなさんがどのくらいの頻度で英語を使うか深い話をする必要があるのか、などの条件で変わってくるでしょう。でも、ブロークンイングリッシュには続きがある。と思えば、学習に希望が見えてくるのではないかな、と、信じております。

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英会話学校(オンライン・対面含む)では、あなたの英語の本当の欠点を教えてくれることはありません。ブロークンから次のステージに進むには、あなたの英語の欠点を知ること、対策することが不可欠です。

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