【対策付き!】国際ロマンス詐欺の見分け方!英会話練習に利用できる?【ひっかからないために!】

みなさんは、「国際ロマンス詐欺」というものを聞いたことはありますか?
読んで字のごとく、恋愛感情を刺激して金銭などを騙し取る詐欺の一種です。
無理矢理カテゴリ分けするとこんな感じ。

・男性向け女性詐欺師(日本語)
・男性向け女性詐欺師(英語)
・女性向け男性詐欺師(日本語)
・女性向け男性詐欺師(英語)

詐欺の内容は更に細分化されていて、ニュースで取り上げられるものだけでも下記のようなやり口がありました。

・お金を送って欲しい
・仮想通貨を送って欲しい
・投資サイトに誘導し、入金させる
・個人情報を送らせる
・小包を送りつけてくる(関税を払って欲しい)

今日はこの犯罪について、深掘りしていきたいと思います。

友人が被害に遭った話

実は私の友人(女性)はこの国際ロマンス詐欺の被害を受けたことがありました。

友人は当時30代半ばで、ヨーロッパ某国に長期留学中でした。日本から持ってきた資金だけでなく、現地の日本食レストランでアルバイトをして、日々の生活費の足しにしていました。

そんな時、インターネットで出会った彼。イギリス出身で、アジア某国に仕事で住んでいるとのこと。ふたりは意気投合し、ついに会う約束をします。彼が留学中の都市に来てくれるのです。友人はとても嬉しかったそうです。

しかし、約束の日を過ぎた日、彼から連絡が。
「君へのプレゼントに買ったものが、持ち出し不可の禁制品だった。空港に足止めされている。保証金を払ってくれないか?もちろん、会ったときに現金で返すよ」
果たして友人は、切り詰めた生活の中、50万円相当の金額を彼に振り込んだのでした

彼とはそれ以降音信不通。
友人がこの事件を話せるようになったのは、事件から半年経った頃でした・・。

私の所にもメッセージが来た!

友人の被害から5年、記憶が薄れてきたころ、私の元へも外国人男性から英語の連絡がありました!
すぐにピンと来たので、最初の詐欺師についてはガン無視しました。
そしてそこから1年後、また詐欺師からメッセージが。

「詐欺師は、一体どのような手口で人を騙すのだろうか?」

この詐欺師とやりとりすることで、詐欺師のテンプレを引き出しつつ、詐欺師だと見極めるポイントを探ってみよう、と思いました。私の友人のような被害者を減らしたいから。

彼の名はHarry Scott ─詐欺師英語の特徴とは?

カテゴリとしては「女性向け男性詐欺師(英語)」です。
とりあえず、挨拶を返します。

※私の名前は消してあります

さらに会話を続けると、彼の英語のアラが見えてきました。

☑️1 大文字、小文字を正しく使い分けていない。

──ネイティブの中には、チャットでは大文字を使わない派の人がいるのですが、Harryはこの後も大文字&小文字の使い方に揺らぎがありました。

☑️2 Punctuation(パンクチュエーション)が不適切

──パンクチュエーションは、いわゆる「句読点」です。ピリオド(.)のあるなし、アポストロフィ(’)のあるなしなど、書き方の個性はありますが、ここでも「揺らぎ」が気になります。

☑️3 正しく返事をしない

──What do you do for a living?(仕事は何をしてるの?)
この質問に対して、Harryは “oh I live in the UK”(英国に住んでるよ)と返して来ました。
間違えようがない質問だと思うのですが・・?

☑️4 単数形・複数形が間違っている

──ネイティブは、単数形・複数形の使い方が揺らぐことはありません。単・複の違いだけでなく、冠詞(a, the)の使い方も厳密です。なぜなら、使い方によって意味が違ってくるからです。

an apple ──とある一つのリンゴ
the apple ──例のリンゴ(共通認識されているリンゴ)
apples  ──リンゴというもの全般、共通認識されていないリンゴ群、リンゴの種類
the apples ──リンゴたち(共通認識されているリンゴ群)

というわけでHarryの言う。“Europe is a very beautiful countries” というのは、とても気持ち悪い文章なんです。
正しくは
There are many beautiful countries in Europe.
Europe contains very beautiful countries.
ですよね。

☑️5 とにかく褒めてくる

「もう寝るよ」と言った後の返事

──何の変哲もないメッセージにも、”That’s great”と一言目に言ってきます。これは完全なテンプレで、日本語詐欺にも共通の流れだと思われます。

他にもこんな特徴が

・名前を呼んでこない
・一言目には「答えてくれて嬉しい」などという割りに、それに対するリアクションはない

日本語を使う詐欺師の見分け方はあるのか?

日本語詐欺師にも少しふれておきましょう。

言語的に見る詐欺師の日本語の特徴

・Google翻訳丸出し
・Honeyなどをウェブ翻訳して「私の最愛のはちみつ」などと言ってくる
・ですます調で、こちらのカジュアル日本語がわからない
・日本が好きという割に具体的なことは言わない

【怪しいと思ったら?詐欺師へ質問しよう】

1)以前聞いた話をもう一度尋ねる

──家族構成や仕事など、数日前に話した内容をもう一度聞いてみましょう。設定に揺らぎがあったり、全く違うことを話してくることもあります。相手はチームで動いています。数日前と、「中の人」が違うことだってありますよ。

2)思い切って電話してみる

──ビデオ通話でコールしてみましょう。100%出ないと思われます。出ても、アイコン写真とは違った人の姿が現れるはずです。

3)日本語を学ぶきっかけ、使った教科書やよく見たアニメやドラマ

──日本語詐欺師にはこの質問。ほとんどの詐欺師は翻訳ソフトで会話しているので、日本語学習についての知識が乏しいです。日本にルーツがあると言い張る外国人でも、熱心に学ばずして漢字が使いこなせる訳はないのです。

詐欺師は、あの手この手で金銭を巻き上げようとしてきます。
しかし、上記のように、相手が詐欺師だと分かっているなら、あなたの被害は最小限(ゼロ)になるでしょう。

Q. 国際ロマンス詐欺(英語)は、英会話練習になるのか?

英語話者との交流に飢えている私たち日本人学習者にとっては、この詐欺師は格好の練習相手に思えます。
メリット・デメリットを考えてみましょう。

国際ロマンス詐欺(英語)と会話するメリット

1. 無料である

──無料の会話相手がゲットできるのは大きな強みです。

2. 更新頻度が高い

──1日に何十通ものラリーをしてくれます。レスポンスが早いのが何より嬉しいですね。

3. ほめてくれる

──何を言ってもGood, great, beautiful..と、全肯定してくれます。自己肯定感もアップします。

4. 疑似恋愛を楽しめる

──ドキドキ感を味わわせてくれます。

国際ロマンス詐欺(英語)と会話するデメリット

1. 英語力が低い

──詐欺師は英語ネイティブでもないし、高度な英語力を有しているわけでもありません。英語の基本はわかるかもしれませんが、ほぼ翻訳ソフトで生成されたものです。そしてその内容も、コピペの嵐です。美しくない英語をインプットしても、英語力向上は少ないかと思われます。

2. 文脈がない

──詐欺師は質問に対して返事をするのが精一杯です。以前に聞いた話を発展させたり、一つのテーマで語り合ったりはできません。英語学習の醍醐味は、意見交換です。深く話すことで英語力も、人間力もアップします。詐欺師英語は、1問1答形式の、チャットボットと同じです。

3. 時間が取られる

──相手が詐欺を仕掛けてきてからが大一番です。しかし、そこに辿り着くまで数日間は、薄い会話をしていいカモを演じなければいけません。

4. 飽きる

──詐欺師との会話はとても退屈ですし、難易度も低い、自分の個人情報を出さないよう別人格のカモを演じるのは、正直大変です。1〜2日で飽きる可能性があります。

5. カモリストに載ってしまうかも

──詐欺師は独自のリストを持っていて、詐欺に引っかかるアカウント情報は高額で取引されます。一度被害に遭った人が何度も狙われるのはそのため。このリストに載らないためには、「金を出さない」こと。

6. 中の人は魅力ゼロ

──これは、国際ロマンス詐欺の逮捕時に撮られた写真です。狭い部屋に何十人も詰め込まれ、詐欺チャットをやりとりしています。あなたの恋人は、この中の一人です。

こう見ると、メリットよりデメリットの方が格段に多いことがわかります。
それを知っていただくのがこの記事の目的です。

まとめ 被害に遭わないために

今も、詐欺師グループはカモを探しています。恋愛や結婚をちらつかせて、あなたの気持ちを動かし、嘘の投資話を持ちかけます。

絶対にお金を出してはいけません!

もし皆さんの周りに、被害に遭おうとしている人がいるなら、このページをご紹介ください!笑い話で終わらせられる内に手を打って、酒の肴にしましょう♪

では、Have a great day!